FT-101E(YAESU)
FT-101ES & FT-101E & FT-707 & FT-100M

 FT-101ESは無線開局当時から運用していた無線機、33年が
経過しました。
 通常の電化製品であれば、すでに廃棄されていることでしょう。
 修理を重ね、現役で頑張っています。修理の数々を紹介し、他
の局長さんの参考になればと思っています。ご意見及び私はこの
ようにしています等と言った情報を頂けたら幸いです。

ギャラリー

イメージ01

FT101ES10Wから100Wへ変更
マニュアルの配線図を元に改造
部品はすでに着装ずみさすがYAESUさん。

イメージ02

MOD&OSCユニット
LSBの周波数調整が不可のためトリマーコンデンサ交換(規定の発信周波数が確保されない)

イメージ03

RFユニット
パワーが定格の出力が出ない
VFO電源、バイアス電源調整しても不可
イメージ04

原因は250mHコイル
受信、送信不可
原因不明で1月ほど電源を入れず劣化部品、焼付け部品の点検

修理のプロローグ
中古で購入その1
電源を入れる前に、上ふたをはずし、各ユニットの点検。ユニットをはずし、接触部品はないか、膨らんでいる部品はないか、損傷している部品の確認します。
中古で購入その2
ここでも電源は入れない。裏ふたをはずし、高電圧部分のスチール板を外します。(VFOのスチール板は外さない。)接触部品はないか、膨らんでいる部品はないか、焼けている部品の確認します。
中古で購入その3
それぞれの点検で、焼けた部品は交換、劣化した部品は性能確認します。
中古で購入その4
やっと、電源が入る状況まで来ました。アンテナを接続し、ヒータースイッチは入れず受信をします。きな臭い匂いや、異音はありませんか。発生した場合はすぐに電源を切り焼けた部品、異音の発生場所を確認します。
中古で購入その5
受信ができれば一安心。次に送信テストです。ここではアンテナにつながずダミーロードを使用して確認します。最大レンジを選択して行います。

インフォメーション

個人責任
 機器のメンテナンスは危険がつき物です
 コンデンサの蓄電、高圧部分接触による感電があります。
帯電がなくなるか、ショートさせから行います。
(ショートは推奨しません)
 **配線図は必需品**