FT-101Eの修理状況
 FT101Eの現状 改善状況

〇 運用中AFゲインが低下し、RF ATTをONした状態と同じ程度になった。
 常に不具合が発生せず、気まぐれである。MODOスイッチ、BANDスイッチ等 を切り替えたり、軽く本体をたたくと正常になる時もある。

第一弾
 接触不良が主な原因として各ユニットごとに基盤がマルチジャックになっているため、差し替え、接点清掃、BAND、MODEスイッチを麺棒でアルコール清掃し、接点復活剤で措置したが、解決はできなかった。
 第二弾
 運用中に発生することが多くなったことから、ファイナル側にあるリレー2を疑った。受信時、コツコツと打診すると受信状態がNG,OKと繰り返し発生した。原因はリレーにあると決定し、リレーの接点を清掃した。清掃と言うよりサンドペーパーで磨き接点復活剤処理

※サンドペーパーはミクロ用サンドペーパを使用(粗いものは不可)。
 完成 不具合は、完全になくなった。

 〇FT-101ES100W改造を運用中VFOランプが点滅し始めた。VFO自体は異常はない。
第一弾
 VFOに供給する電圧を計測した結果6Vの電圧を確認
第二弾
  発光ダイオードに1KΩの抵抗がついているが、抵抗の前と、抵抗の後の電圧を、リアルタイムで同時に計測し、VFOランプの状況変化を電圧計で比較した。
抵抗前の電圧は一定値を示したが、発光ダイオードが滅灯したとき、異常な電圧を計測した。通常は2.2Vで、滅灯した時6Vを示した。
 抵抗が一時的に短絡して、異常を発生させていた。抵抗1KΩを交換、正常に点灯して終了。
  (在庫がないので、ソリッド抵抗から炭素被膜抵抗に交換)
接点不良個所の点検中発見したもの
300μHのチョークコイルが半田やせして外れていた。
通常で支障ないものでも、本体に異常があった場合の安全対策用であることから、くわばらくわばら。
 半田上げし、一件落着