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オフ グリッド
太陽光発電、オフグリッド 商用を依存しない電気供給
現在は、アラジンと魔法のランプ。スイッチを入れれば電気がつき、蛇口をひねれば水が出る時代である。ただ、これはひとえにバックでそれ相当な苦労をされている人がいるということを忘れてはならないし、我々は知らないのではないだろうか。それぞれのラインがOFFになり、改めて電気のありがたさ、水のありがたさを知るのではないでしょうか。
地震発生を受け、電気のありがたさを身に沁み、自分で一部ではあるが電気の供給はできないだろうかがきっかけで太陽光発電設備を行った
。  
太陽光パネルの設置 定格出力100Wを2枚を並列接続し、動作電圧18V,動作電量5.55A、季節による光量、降雪を考慮しパネルは、垂直から30度まで手動で可変、南向き。
 
バッテリーとコントロールチヤージーの設置  電圧12V 115Ah、接続にはショート防止、配線準備等を考慮し端子を使用、インバータは屋外設置のための引き込み線。コントロールチヤージーで電圧制御している。
スペック12V/24V 30A
 
インバーターの設置  連続使用できる1000WDC/ACインバーター運転するとFAN音がするので電源箱を使用し屋外設置。バッテリーからインバータまでの配線は、KIV8SQ(MAX75A)を使用。
 
屋内配線  一時的措置として電源板を設置し、ブレーカー端子板、バッテリー電圧を常時監視できるようにした。配線は、VVF2.0を使用し、100Vと12Vで使用できる配線とした。ブレーカーは回路を考慮し6アンペアMAXとした。
 
非常用照明  夜間での停電時の対応と余った電気の使用のため商用と太陽光は完全分離。
電球照明は12V用で既設照明より明るい。
 
太陽光発電は、12Vでバッテリーに蓄電し、その電圧で使用するが、配線回路において注意が必要です。屋内配線は、免許の持った方が施工すること。100Vを使用するときは、インバーターとバッテリー間の配線はアンペアに注意すること。目に見えない品物なので12Vとはいえあなどらないこと。手でもって誤ってスパークすると事故につながります。  
 エネルギー不滅の法則
電気は、必ず使用することによって、他の形で熱や動力に交換されます。オームの法則で電圧が低いほど電流が大きくなります。100Vで100Wは「W=VI」ですね。1Aの電流が流れますが、12Vはどうでしょう。インバーターとバッテリー間では、その1Aのおよそ10倍の電流が流れます。ですから太めの電線が必要です。
例えば、100V1Aの照明を使用したとします。するとバッテリー側では10Aが流れ、バッテリー容量100Aで10時間しか持ちません。
12Vの照明を使用した場合ですが、12V7Wは約0.6Aです。バッテリー容量100Aでは166時間使用することができます。大きな違いですね。166時間は、満充電で100%使用できた場合ですが通常では計算とおりにはいかないのが普通です。
お判りでしょうか、照明は、100Vに変換せず12Vの方が消費電力が低くでき長時間運転することができます。